SBIホールディングス株式会社は2月5日、同社の持分法適用会社であるプノンペン商業銀行株式の全持分を、韓国の全北銀行を中心とするコンソーシアムに譲渡する契約を締結したことを発表した。
プノンペン商業銀行はSBIホールディングスならびに韓国の子会社SBI貯蓄銀行の出資により2008年9月に設立された。2015年12月末現在の総資産は約500億円、資本金は47億円。SBIホールディングスの出資率は40%だった。
SBIグループは事業の「選択と集中」としてプノンペン商業銀行株式の売却活動を進めていたが、今回既存株主全員が、総額1億3400万ドルで全北銀行コンソーシアムに譲渡する契約を締結した。
契約の履行にはカンボジアおよび韓国の金融当局による承認が前提条件となっており、現在は未承認のため本件株式譲渡によるSBIホールディングス連結業績への影響および計上時期は未定となっている。