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  • 経済
  • 2016年1月25日
  • カンボジアニュース

シンガポールのクリスエナジー、カンボジア沖海上油田「生産に向け進める」[経済]

 原油価格がグローバル投資銀行の予想を大幅に下回ったにもかかわらず、シンガポールの石油・ガス会社のクリスエナジー(KrisEnergy)は、カンボジア沖にある有望な海上油田鉱区「ブロックA」をこれまで通り生産に向け進めていくと伝えた。同社のカンボジア支社長であるKelvin Tang氏は、原油の実勢価格低迷が続く中、カンボジア政府との最終合意は未だされておらず、生産は2018年以降になると語った。

 13日の水曜日、グローバル原油価格の国際指標となるブレント原油のスポット・レートは1バレル約30ドルを記録した。米国とEUの対イラン経済制裁解除を受け、イラン国営石油会社が原油増産を指示したことにより、中東のサウジアラビアとイランとの関係はより一層緊張した。中国の需要減退とグローバル市場へのイラン原油の存在感が高まる中で、ロイター社は、ブレント原油は2016年は1バレル平均$40、2017年に1バレル平均$50になるだろうと伝えた。

 この高リスクな状況にもかかわらず、Tang氏はクリスエナジーのブロックAへの投資分を今後数年間で原油価格が回復すれば、相応のリターンを享受できると自信をのぞかせ、「原油価格予測では、将来に渡り高い価格を示している」と語っている。

 ブロックAは、カンボジア沖約120キロに位置し、6278平方キロメートルの広さであり、25.8万バレルほど貯蔵量が予想されている。他の海上油田は既に採掘済みか未だ探索段階で、ブロックAは最も高い可能性を秘めており、商業的な価値があるとみなされている。

 しかし、クリスエナジーの思惑と反してResources for Development Consulting社の社長Don Hubert氏は「イラン原油増産の影響で原油価格が低下したことにより、新しい石油プロジェクトは軒並み計画を修正させており、ブロックAも更なる遅延が予想される」と伝えている。
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