カンボジアの家事労働者の第一派遣は、禁止措置が解禁され、来月にマレーシアに送られるという。クメールタイムズ紙が報じた。
マレーシアのメディア、スター・オンラインによると、マレーシアの人的資源大臣は、マレーシアのイスラム教徒の中で最も大きな休暇の一つであるハリ・ラヤ・アイディルフィトゥリ(Hari Raya Aidilfitri)の後、カンボジアから多数の家事労働者が送られてくると述べたという。
カンボジアは、2011年に3人の女性の死を含む深刻な虐待が報道されたあと、家事労働者をマレーシアへ送ることを禁止した。しかし、過労や雇用者が給料を支払わないなどの問題でカンボジアの女性がマレーシアから送還されていたにもかかわらず、5月12日、両国は正式に禁止を取り消している。
ある人権団体によると、多くのカンボジア人女性は、言語や習慣についてほとんど訓練を受けておらず、苦労しているという。
カンボジアの外務国際協力省によると、2016年には272人の労働者がマレーシアから送還され、2015年の58人の4倍以上に上ったという。主な原因は人身売買、過労、虐待であった。