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  • 経済
  • 2016年9月9日
  • カンボジアニュース

2016年現在、72億ドルに及ぶ建設計画が承認される―カンボジア建設省[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 今年始まってから8ヶ月間で、承認済みの商業建設プロジェクトが72億ドルまで増加した。プノンペンの建設ブームと、国土整備・都市化・建設省による審査滞貨の解消が要因となっている。

 コンドミニアムセクターに関する同省からの最新の報告書によれば、計72億ドル相当の1753に及ぶ建設計画が承認された。これは、133階建の泰文隆ツイントレードセンターに牽引されている。オフィススペースや宿泊施設などを含む同タワーの建設費用は10億ドルとされ、遊園地ドリームランドの跡地5ヘクタールに建てられる。

 もうひとつの成長の牽引要素として、多くの建設計画が承認されたことがあげられる。同省スポークスマンによれば、「今年就任したチア・ソパーラー新建設大臣が、承認待ちとなっていた100件にも及ぶ建設許可申請を次々に審査し承認した。審査滞貨の解消した」と語る。

 世界銀行が今年4月に出した報告書によれば、今年のGDP成長率は建設ブームによって6.9%になる見込みで、2015年と同様に建設セクターが今年も経済成長を牽引すると考えられる。