ティラワ経済特区(SEZ)管理委員会が、同SEZ内の労働者に関する調査を行い、過半数が高校を卒業していないことが分かった。
調査は、同委員会とロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)が共同で実施。調査結果によると、労働者の約80%がヤンゴン郊外のタンルィン地区およびチャウタン地区の住民で、うち75%が高校を卒業していないことが判明。中には小学校1年生を中退した人もいるという。
就職時、労働者の中には学歴の低いことを心配する人もいたが、各工場では労働者のレベルに合わせて仕事を割り当てており、大きなトラブルはみられていない。さらに、学歴に関係なく、技術能力の高い労働者に対しては企業が国外で研修を受けさせるなど、さらにスキルを磨くことができる体制が作られているという。