東洋エンジニアリングのタイ合弁企業TTCLは、ヤンゴン管区アロン郡区において、液化天然ガス(LNG)火力発電所を建設する。
1月30日、同建設事業について、電力エネルギー省とTTCLとの間で着工通知書(NTP)が調印された。総発電量は356メガワットの予定で、完成すればラインターヤー工業団地およびヤンゴン北部一帯で使用される電力をまかなうことができる。総工費などは明らかになっていない。同省によると、今後28カ月以内の発電開始が目標だという。
同省は、ヤンゴン管区だけでなく、全国各地での発電所建設を計画している。今後、タニンダーリ管区カンパウ郡区に1,230メガワット、エーヤワディ管区ミーラウンジャイン郡区に1,390メガワット、ラカイン州チャウピュー郡区に135メガワットの発電所をそれぞれ建設する予定。
現在、ミャンマー国内の電力発電は、水力発電が60%、LNG火力発電が36%、ディーゼル発電と地熱発電が各2%。