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  • 2018年3月30日
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ティラワに3カ所目の一般貨物・コンテナ港が開港

ヤンゴン管区のティラワ港でMITT、MITLに続く3カ所目の一般貨物・コンテナ港となるウィルマー・ジェティ(桟橋)が3月25日に開港した。開港に際し、運輸・通信省のタンシンマウン大臣やヤンゴン管区政府計画・財務省のミンタウン大臣が祝辞を述べ、新たな開港による水上輸送分野の発展について言及した。

ミャンマー港湾公社の都市エンジニア副部長は「同ジェティは農産物、食用ココナッツオイルの輸入船、その他の一般貨物船の寄港を予定している。今回開業した第1フェーズは2019年に全面開業予定で、プロジェクト全体では2022年の完工を予定している。水上輸送分野における港湾サービスは非常に重要であり、ミャンマー港湾公社として引き続きティラワ港の開発を進める」と発言した。

同ジェティはミャンマー投資委員会(MIC)の認可を受けてミャンマー港湾公社が実施した入札にて、シンガポールを拠点に農業、畜産業に従事するウィルマー・インターナショナル・リミテッドが落札した。投資額は7,000万ドル(=約73億6,000万円)で、2012年に事業契約に署名し2016年3月からティラワ港20、21バースで工事を開始していた。水深13メートルで、全長232メートルのジェティは今後350メートルまで延長され、4万5,000トンまでの船が接岸可能となる。この他、食用ココナッツオイル製造・保管庫、小麦粉製造工場、砂糖工場、化学肥料工場、高品質米工場、パーム油製造工場および物品保管庫も建設されるという。

(3月28日発行/ミャンマーエクスプレスより)

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