3月8日、タニンダーリ管区における2017-2018年度のツバメの巣採取権に関する入札の開札がダウェー市の管区森林局事務所で行われ、ミャンマー経済公社が落札した。
入札には同社の他に民間2社と個人1名が参加し、同社は19億8,235万チャット(=約1億5,700万円)で落札。入札最低価格は、昨年度の採取量に応じて8億チャット(=約6,320万円)に設定されていた。これにより、昨年度比9億チャット(=約7,110万円)税収増加が見込まれるという。ミンマウン大臣は「マーケットが良くなってきたこともあり、応札者が競い合って落札価格が上がった。税収増加で管区の発展のために使える金額が増えた」と語った。
同社は、ダウェー県ラウンロン郡区のモーサコー諸島、メイ県チュンス郡区のイエエー諸島、同パロー郡区のマリ諸島、コータウン県のカサインラおよびコガー諸島を含む同管区内のツバメの巣採取権全てを獲得。ツバメの巣の採取は政府が3月、4月、7月、11月のみに制限している。天然のツバメの巣は中国マーケットの需要が最も多く、1緬斤(=約1.65キロ)あたり約1,000万チャット(=約79万円)で取引されるという。
以前は同社が採取権を取得していたが、2015年度から競争入札を実施しており2015年度、2016年度はいずれも民間企業が落札していた。