通信事業を行うTMHテレコムは1月26日、ヤンゴン証券取引所に上場し株式取引を開始した。同日のヤンゴン証券取引所での始値は1株3,250チャット(=約263円)、終値は1株3,200チャット(=約259円)となった。
同社の新規公開株は2017年12月15日から22日にかけて販売され、新株発行価格はブックビルディング方式で3,000チャット(=約240円)に設定されていた。今回発行した約5万株の株式ほぼ全てを販売し、約16億チャット(=約1億2,900万円)を得たことを、同日ヤンゴン証券取引所で行った上場記念式典でティーハルィン社長が明らかにした。
調達した資金は、最大20億チャット(=約1億6,200万円)が2018年3月までに予定されるICTサービスの拡張に充てられ、ターンキー・プロジェクトおよびファイバーケーブルや基地局(BTS)の保守管理プロジェクトの拡充が期待されている。うち14億チャット(=約1億1,300万円)がBTSターンキー・プロジェクトに割り当てられており、今年度末までにマンダレー管区およびシャン州の少なくとも126カ所で手がけるMEC基地局事業において設備の購入や賃金に充てられるという。