建設省都市・住宅開発局のミンナイン副局長は、ヤンゴン管区レーグー郡区に建設予定のエコ・グリーン・シティーを今年中に着工することを明らかにした。
同プロジェクトでは国有地として農業局から引き継いだ約1,600エーカー(=約647ヘクタール)の土地のうち1,400エーカー(=約567ヘクタール)に建設する予定。前政権下で締結した契約に基づいて低価格住宅約4,000戸を2018年から2021年にかけて建設し、収入50万チャット(=約4万1,000円)未満の家庭に優先して販売するという。同副局長によるとプロジェクトは建設省とアライアンス・スター・グループが共同で実施し、政府側が25%から30%の株式を取得する見込みであるという。
同プロジェクト予定地では2017年6月12日に警察が地元の労働者約2,000人が不法占拠していた4,000戸を撤去したが、同副局長によると国有地でのプロジェクトのため土地補償費は支払っていないという。エコ・グリーン・シティーは同管区で初めて実施する新都市プロジェクト事業であり、ヤンゴン管区政府と建設省が2017年12月に地鎮祭を行った。