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  • 経済
  • 2017年12月29日
  • ミャンマーニュース

JICAが中小企業向け融資、ヤンゴンを中心に実行へ

国際協力機構(JICA)が中小産業開発銀行(SMIDB)を通じて行う、ヤンゴンの中小企業への融資計画を、同行のゼイヤーニュン頭取が明らかにした。

同行は昨年140億チャット(=約11億6,000万円)の融資実績があり、2018年2月には2回目の融資を予定している。一方、2014年から2015年にかけて同行が実施した中央政府からの300億チャット(=約24億円)の融資のうち、マグウェー管区への110億チャット(=約9億円)の融資に対して50億チャット(=約4億1,300万円)もの損失が出た他、ラカイン州やチン州などでも資金が回収できていないという。そのため、融資はヤンゴンの中小企業にのみ行い、地方都市への貸し出しは行わない方針だという。

融資の利率は年間8.5%で、事業保険として3%を入金する必要がある。希望者は同行の支店で申し込み可能だが、不動産、娯楽、酒類、武器弾薬等の事業は対象外となっている。融資期間は5年間で、1年目以降の返済率は年間10〜45%となっている。

(12月28日発行/ミャンマーエクスプレスより)

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