ロヒンギャ武装組織「アラカン・ロヒンギャ救世軍(ARSA)」が、ヤンゴン、マンダレー、ネピドー、モーラミャインなどミャンマーの都市を狙って爆破の準備をしているという警告を、国軍が9月5日に公表した。
国軍によると、ARSAは9月に開催される国際連合の会議開催中に爆破事件を起こすため、テロ支援国で準備しているという。そのため、不審な行為や、爆破素材である硝酸アンモニウムなどを発見した場合、警察及び国軍に報告するよう警告書に記載されている。
8月25日、ARSAはラカイン州マウンドー、ブーディーダウンの国境警備隊を襲撃した。8月30日までに襲撃事件が90回発生し、軍人2人、警察11人、公務員2人、合計15人が死亡、軍人5人、警察10人が負傷し、1人が行方不明となっている。同襲撃事件後、ティンチョー大統領は同地域を戦闘地区として定めた。
同事件後、国家顧問省は宗教衝突発生の恐れがあると国民に警告している。