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  • 経済
  • 2017年8月7日
  • カンボジアニュース

カンボジア若手起業家協会 ビジネス情報センターを設立[経済]

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(c)Khmer Times

 カンボジア若手起業家協会(YEAC)は8月3日、カンボジア女性起業家協会カンボジア商工会議所メコン・ビジネス・イニシアチブと協力して、ビジネスのスタートアップを促進するビジネス情報センター(BIC)を立ち上げた。

 BICは、中小企業に対し、法整備やビジネスサポートサービスに関する最新情報をワンストップで提供し、企業設立の障害を除く役割を主導することを目指している。このセンターは、ビジネスガイドやツール、財務支援のデータベース、業界調査を含むオープンプラットフォームとして機能し、またビジネスマッチングや求人情報、中小企業イベントカレンダーも提供する。

 YEACのソク・ピセット会長は、「信頼性の高い最新情報が不十分なことは、規則の遵守が不均一になり、モチベーションが低下する要因だ。カンボジアの起業家精神は史上最高であり、BICを通じて、彼らが潜在能力を発揮できる環境にしたい」と述べた。



 アジア開発銀行のエコノミストでMBIの責任者ドミニク・メラー氏は、「BICはカンボジアで活気ある起業家を排出する必要なステップだ。統一された情報は、起業家にとってゲーム・チェンジャーとなり、ライセンス手続きと規制の透明性を促進する」と話す。

 工業手工芸省によると、カンボジアには約50万の中小企業があるが、約5万しか登記していないという。政府は2月、2018年末までに経済財政省に登録した中小企業に対して2年間の所得税免除を提案した。

 カンボジア中小企業協会連合会のタン・ポア会長は、「この動きは中小企業の登録を促し、海外の中小企業を誘致するだろう」と話す。

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