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業界別インタビュー

2016/11/18

お客様からの信頼のため、我々は人に投資をする[運輸・物流]ポール・グルー (2/4)

運輸・物流

アジアン・タイガース・モビリティー Asian Tigers Mobility
GMSカントリーディレクター GMS Country Director : ポール・グルー Paul Glew
 世界14か国、主要アジア各国を中心に30以上の拠点をもつアジアン・タイガース・モビリティー。グローバルとローカルのネットワークを駆使して、引越しを中心に、ビザ取得代行や不動産探しなど、カンボジア移住に向けた包括的なサービスを提供している。アジアで注目度の高い企業の地域担当役員に、大事にしていること、カンボジアの今と未来の引越し業界について話を伺った。(取材日2016年8月)
時流に乗って動き続ける企業に合わせた対応が必要

前回の続き
――貴社のサービスクオリティを確実にするため、何に注意を払っているか

ポール・グルー(以下、グルー) スタッフですね。人柄、チームワーク、リソース。時に励まし合いながら、人々が幸せに働け、正しい道を作ってあげることに注意をしています。

 人生でストレスを感じることが3つあります、それは引越し、結婚、死です。例えば、就職で引越しをしたり、結婚で引越しをしたり、誰かと離れてその土地を移ったりと全ての引越しは、何かライフイベントがあった場合に行われます。そこで活きてくるのが、スタッフ自身の人生経験です。人生経験によって、その時のお客様の気持ちに寄り添える。

 引越しは安くしようと思えばいくらでも安くできます。できる限り安い引越BOXを買って、自分でパッキングして貰えばいい。しかし、我々が投資するのは人です。素晴らしいスタッフがお客様からの信頼を呼ぶ。お客様がいなければスタッフも雇用できません。だからこそ、我々はスタッフにコミットしますね。

 もちろんお客様にもそれぞれの事情があり、カンボジアを離れて戻ってくる方もいます。例えば、12年前にカンボジアを離れるお客様の引越作業をしたスタッフが、同じお客様がカンボジアに戻ってくる際にも担当をしたことがありました。そこでお客様はスタッフを信頼し、引いては会社も信頼してくれます。我々がスタッフを信じると、お客様もそのスタッフを信じてくれるんですよ。

カンボジア引越し業界の現状

――カンボジア引越し業界の現状はどうなっているのでしょうか

グルー カンボジアに越してくる家族の数によりますが、現在は500~600組の家族が年間に引越しサービスを利用しています。もちろん、その数は1000組になりそれを超え、どんどん増えていくでしょう。

 現在、国際的な引越し業者は4、5社あり、市場は混雑しています。各社競争は激しいと言えるでしょう。しかし我々は、競争は良いことだと考えていますね。互いに切磋琢磨することで技術も向上しますしね。

 企業は時流に乗って動き続ける必要があります。当初は、カンボジアに働きに来る個人の引越しをするだけでしたが、今は大きな組織や企業が進出しており、外国人労働者に頼っています。しかしそんな企業ですら、進出して、すぐにカンボジアから去る場合もありますよね。そう言った、お客様に合わせた対応が今後求められると思いますね。(取材日2016年8月)
次回へ続く


アジアン・タイガース・モビリティー Asian Tigers Mobility
事業内容:海外引越(取材日/2016年9月)
URL: www.asiantigers-mobility.com

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