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  • 社会
  • 2017年2月15日
  • カンボジアニュース

2016年のマラリア症例数は急激な減少も依然脅威は続く[社会]

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(c)Phnom Penh Post

 2016年カンボジアのマラリア症例数自体は2015年に比べ50%以上急激に減少した。クメールタイムズ紙が報じた。

 保健省の国立マラリアセンターの発表によると、カンボジアにおけるマラリアの症例数は2015年には5万1262件だったが、2016年には2万3627件となり54%減少した。また、死亡者数も前年の10人に比べてわずか1人に減り、2011年に93件の死亡者から過去5年間で急激に減少している。

 国立マラリアセンターのディレクターは感染者の減少と死者の減少について、大量発生源(ホット・スポット)に住む農民の間で予防の取り組みと病気についての知識が増えたことが原因の一つだと語った。

 カンボジアで2008年に初めて登場した寄生虫、熱帯熱マラリア原虫はマラリア症例の60%を占めているが、熱帯熱マラリア原虫は最も強力な抗マラリア薬に耐性があると2016年のWHO報告書で報告されている。



 アジアの流行地域にはアルテミシニン誘導体を基盤とした混合薬がたくさん投入されているが、アルテミシニンへの耐性を持つマラリアの発生がメコン地域において既に報告されている。専門家や最近の研究によると、現在メコン地域のアルテミシニン耐性マラリア原虫の出現と広がりが撲滅への脅威となっている。

 このことからタイの研究者は、2016年のカンボジアでの症例数の減少を良いニュースと評価する一方、耐性によって再び増加する可能性があり依然脅威は続くと指摘。今後の病気の検出方法と治療法の確立が必要だと語った。

 現在保健省はマラリア対策プログラムを実施、2020年までにマラリア原虫を排除するために取り組んでいる。

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