カンボジアに進出する日系企業のための
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News & Topics

    •  4月6日、日本のNGO(無償資金協力)にて建設が進められていたツバサ橋(ネアックルン橋)が遂に開通式を迎えた。  同橋のたもとでは同日朝から開通式典が開催され、カンボジアからがフン・セン首相初め政府首脳陣、日本からは隈丸優次日本国大使、田中明彦JICA理事長、そして西村明宏国土交通副大臣兼内閣府副大臣兼復興副大臣が参加した。同橋は式典終了後からすぐに通行可能となり、開通を待ちわびた多くの人びとが橋になだれ込んだ。  ツバサ橋は日本政府による約9,500万ドルの無償資金協力により建設されたカンボジア最長の橋で、メコン河下流のカンダール州ルーックダエク郡とプレイベーン州ピエームロー郡を結ぶ。橋の全長は4.5km、幅は13m、橋を支える柱の数は35本に上る。日本人専門家9人、国外 ... [続きを読む]
    • 社会
        2015年4月7日
      物流業 JICA 道路 ツバサ橋 ネアックルン橋
    •  今週水曜日、カンボジアと日本は、定期直行便の開設が可能となる二国間航空協定を締結した。この協定は、隈丸優次日本大使とMao Havannallカンボジア民間航空庁マオ・ハーバナル長官によって、カンボジアの外務省おいて調印された。  本協定は、日本とカンボジア間の定期直行便によって安定した移動を可能にし、人的往来や経済交流が促進されることが予想されると、日本の外務省は述べている。  観光省によると、昨年最初の10ヶ月で17万5081人の日本人観光客がカンボジアを訪問している。これは年間訪問者数の約6%にあたる。  カンボジア空港コミュニケーションディレクターのKhek Norinda氏は、「全日空が一番熱心にカンボジアへの直行便就航を検討していた」と述べるとともに、「正式な ... [続きを読む]
    • 日系
        2015年1月15日
      観光業 物流業 旅行業 空港 飛行機 マオ・ハーバナル
    •  政府機関からの回答がなくても、カンボジア独立教師会代表のロン・チョン氏は教師の月給百万リエルへの賃上げの要求を続けるという。  カンボジア独立教師会代表のロン・チョン氏は「この賃上げ要求は、今日の政府の状況を見れば適切だ」と語る。同会は5日の世界教育の日に集会を開催し、国民議会議長、首相、教育省に対して要望書を提出した。  ロン・チョン氏は、最低賃金を百万リエルに値上げする要求以外にも、教師は教師の独立性、汚職の問題、文具や教材の不足、実験施設の不足などが懸案となっていると説明したほか「昨今、カンボジア独立教師会の会員となるための教師の自由は、政府当局から脅迫を受けることで侵害されている。」と述べた。 本記事は転載の許諾を得て掲載しております。
    • 政治
        2014年10月7日
      労働職業訓練省 最低賃金 カンボジア独立教師会 ロン・チョン 国民議会
    • (c)Khmer Times  政治アナリストや社会研究者は、カンボジアは、ソ連崩壊後の国々やアラブの春に見られるように政権交代運動に脆弱であるとしており、そのような「色の革命」が国に影響を与えるかもしれないと警告している。クメールタイムズ紙が報じた。  革命について話し合われた討論会で、カンボジア王立アカデミーのソク・トゥーチ会長は、「『色の革命』は国全体に被害を及ぼすことになるだろう」と語った。同氏は、2013年の総選挙の後、ストゥンミエンチャイ区で発生した暴動と、セルビア(2000年)、グルジア(2003年)、ウクライナ(2004年)、チュニジア(2011年)のそれぞれで起こった革命とを比較し、「暴動はこれらの国の革命に似ていた。抗議者はフン・セン首相に辞任を要求し、政 ... [続きを読む]
    • 政治
        2017年9月24日
      フン・マニット
    • (c)Khmer Times  近隣諸国からの安価なバナナが輸入されているが、地元のバナナ農家はほとんど心配していないという。クメールタイムズ紙が報じた。  カンダール州のあるバナナ農家は、「安い輸入品はカンボジア産のバナナに勝てない。私たちのバナナはシュガーバナナと呼ばれ最高の味わいだからだ」と語った。  カンダール州農業部の担当者も、「ベトナムからの輸入は依然として小さい。安いかもしれないが、地元の人々は味が気に入っていない」と語り、「カンボジアのバナナ農家は心配する必要はない」と述べた。  一方、カンボジアはバナナ輸出のために有利な海外市場を見つける可能性がある。昨年10月、中国の習近平大統領は、中国がカンボジアから多くの農産物を輸入することを検討していると ... [続きを読む]
    • 経済
        2017年4月3日
      農業 農家 ベトナム 中国 輸出 カンダール州 バナナ
    • (c)Khmer Times  中華系カンボジア人は、1月27日から始まった中華正月のため装飾品や宗教品の買い物に忙しく、関係店舗は顧客で賑わっている。クメールタイムズ紙が報じた。  オルセイマーケット近くで旧正月の装飾品を販売している男性は、「人々の所得が向上しているため、旧正月ビジネスは好調だ。各家庭は装飾品などに平均100ドル、民間企業は会社の規模に応じて500ドル前後を費やす」と述べ、別の店舗のオーナーも、「カンボジア人だけでなく、カンボジアに住む中国人もこれらの品物を購入する。 中華正月時期は、一年で最高の売上になり、クメール正月やプチュンバン(お盆)、クリスマスイブと比較しても高い」と話した。  店内にいた顧客は、「飾り物の購入額は50~60ドル程度だが、飲 ... [続きを読む]
    • 経済
        2017年1月27日
      小売業 春節 中華正月
    • (c)Phnom Penh Post  関税消費税総局 (GDCE)のクン・ネム総局長は1月11日、「ASEAN自由貿易協定(AFTA)に基づく貿易自由化により、カンボジアは昨年、1億5000万ドルの関税収入を失った。加えて、共通有効特恵関税(CEPT:Common Effective Preferential Tariff)制度により更なる関税引下げが予定され、カンボジア政府により効率的な通関手続きの採用と税収の代替源開発を促している」と発表した。  しかし同氏はGDCEの年次総会において、「カンボジアは、1億5000万ドル、56%の税収を失ったにも関わらず、2016年の関税消費税の税収は17億4000万ドルで、引き続き関税収入を増やすことができた。この理由は、通関管理シス ... [続きを読む]
    • 経済
        2017年1月15日
      関税 RMA 特別税 ASEAN自由貿易協定 ATFA 関税消費税総局 クン・ネム
    •  日本に本社を置くテスナエナジーが、危険な医療廃棄物を安全に処分するため、カンボジアに焼却施設の工場建設を計画している。  パン・ソラサック商業大臣との会談で、日本カンボジア協会の高橋文明会長はこの計画について、「医療廃棄物の安全な廃棄を確実にし、生産地であるカンボジアに利益をもたらす」と話し、「地元病院や他国への輸出に向けて、カンボジアでの生産開始を希望する。しかし早い段階で投資やインセンティブ政策を検討する必要がある」と述べている。  大臣は、「同施設が、カンボジアの医療業界に環境上の利点をもたらし、その専門性と発展を後押しする。同社はグリーンエネルギー導入を検討する必要がある」と話し、工場はプノンペンやシアヌークビルの経済特区で建設することを勧めたという。
    • 日系
        2016年11月30日
      医療 工場 パン・ソラサック 高橋文明
    • (c)Phnom Penh Post  カンボジアの最大手コングロマリットであるロイヤルグループが、プレアシアヌーク州で建設中の大規模石炭火力発電所へ将来的に資金供与する可能性があると政府関係者が明かした。プノンペンポスト紙が報じた。  この石炭火力発電所は、カンボジア国際投資開発グループ(Cambodia International Investment Development Group=CIIDG)と中国のオルドスホンジュン電力会社との合同建設プロジェクトの一環。  鉱工・エネルギー省のスポークスマンによれば、ロイヤルグループは本プロジェクトを支援すると意思表示をしたが具体的な供与金額などは明らかにしなかった。また同氏によれば、プロジェクトの第3段階が来月にも完成 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年9月7日
      鉱工・エネルギー省 発電所 ロイヤルグループ プレアシアヌーク州
    •  ANZグループによれば、カンボジアの今年の国内総生産(GDP)成長率はEUへの衣料品輸出に支えられる形で、約7.2%になることが予想されており、2017年も安定して7.1%になると想定されている。クメールタイムズ紙が報じた。  ANZグループのアジア太平洋担当チーフエコノミストであるグレン・マグワイア氏は、「クライアント調査によれば、いくつかのクライアントがカンボジアの経済特区で操業開始しており、EU輸出用にハイエンドな衣料品を生産し始めている。EU向け輸出品に付加価値が付与されるため、このくらいの成長率がキープされると考えている」と述べた。  カンボジア商業省の発表によれば、カンボジアの衣類・アパレル産業からの今年第1四半期の総輸出額は、前年同期の15億ドルから39.1%上昇 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年8月9日
      IMF 縫製業 商業省 カンボジア縫製業協会 GMAC GDP ANZ 経済成長率
    • (c)Khmer Times  国際通貨基金(IMF)は7月18日、カンボジアの国内総生産(GDP)成長率が、原油価格の低下、成長が著しい衣料品の輸出、不動産部門の発展により、政府の予想より0.1%高い、今年7%になる見通しだと発表した。  IMFアジア太平洋部門の責任者は、「この数字はカンボジアの急成長と開放的な経済に基づいており、低中所得国からの卒業も意味する」と述べる一方で、「外国直接投資の減少、輸出の多様化における課題、信用サイクルの節制により、2021年までに約6.25%まで鈍化する」と付け加えた。  またIMFは、インフレが原因で食品価格が2016年末までに3.2%上昇することを予測し、不動産部門の集中や急速な信用伸びから生じる下振れリスクが、国の経済と金融 ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年7月20日
      IMF GDP 経済成長率
    • (c)Phnom Penh Post  先週金曜日に発表されたカンボジア工場改善プログラム(Better Factories Cambodia report=BFC)の報告書によれば、調査した381軒の工場のうち47%が労働条件を満たしているという。プノンペンポスト紙が報じた。  この報告書は縫製・製靴工場のコンプライアンスに関するもので、2015年5月から2016年4月までの期間に、職業上の安全と健康、補償と労働契約など8つのカテゴリーと33のサブカテゴリーに基づき調査したものだ。  国際労働機関(ILO)のBFC担当責任者は、「コンプライアンスに改善が見られる」と語ったものの、コンプライアンス不履行の上位10分野に関しては60%以上の工場が目標に達しておらない。これ ... [続きを読む]
    • 労働
        2016年7月5日
      縫製業 工場 労働環境 労働条件
    •  商業省は6月21日、6月22日から7月1日の間のガソリンスタンドで販売される燃料価格の上限を下げた。  改訂価格は、3月に採択された燃料の価格決定メカニズムに従って計算され、1リットル当たり、レギュラーガソリン3350リエル、プレミアムガソリン3450リエル、ディーゼルは3350リエルに設定される。  ベンチマークのブレント原油価格は、先週は1バレル48ドル、月曜日は50.65ドルだった。
    • 社会
        2016年6月25日
      ガソリン
    •  在日本カンボジア大使館によると、2人のカンボジア人労働者が、日本で酷い待遇を受けて帰国した。  二人は仲介業者から高給を約束されていたが、逆に搾取されていたという。  大使館は彼らの個人情報や日本での待遇の詳細については明らかにしていないが、カンボジア人労働者が過酷労働かつ薄給という同様の事態に遭遇することに対し、注意を促している。  労働職業訓練省によれば、カンボジア人労働者が違法行為を強制されたケースもある。また、「一部の仲介業者は在日本カンボジア大使館と近い関係にあると虚偽の発言をするため騙されやすい」という。  大使館は日本在住のカンボジア人に対し、「職業紹介を受ける前に十分注意し、賃金の搾取や無賃金労働などの問題がある場合には、直接大使館へ連絡をしてほしい ... [続きを読む]
    • 労働
        2016年6月9日
      労働職業訓練省 労働者 技能実習生
    • (c)The Povertist  途上国の貧困と開発の話題に特化したオンラインマガジン「The Povertist」が、先月最も読まれた記事がカンボジアに関連するものであったと発表した。  最も読まれた記事は、カンボジアで数十年に一度の干ばつが発生し、地方部を中心に被害が報告されており、カンボジア経済にも打撃を与えていることについて書かれているもの。その外では、世界銀行に関連した記事、南スーダンや東ティモールといった他の途上国に関連した記事が上位にあがった。  「The Povertist」は、開発援助に携わる実務家、研究者、国際機関、NGO、民間企業、青年海外協力隊などが執筆している。途上国におけるビジネス展開は、社会問題の解決や開発援助と密接な関係を持つことから、 ... [続きを読む]
    • 日系
        2016年6月1日
      干ばつ 貧困 自然災害 途上国 社会問題 発展途上国
    • (c)Phnom Penh Post  CBREカンボジアの最新報告書によると、カンボジア不動産にとって黄金時代の到来予測にも関わらず、2016年第1四半期のオフィススペースの占有率は74.4%であり、賃貸可能スペースは国内外からの需要の拡大にもかかわらず僅かに低下した。  賃貸スペースは3つのグレードに分けられ、賃料相場はグレードA 28ドル/㎡、グレードB 20ドル/㎡、グレードC 10~15ドル/㎡と安定的に推移している。報告書によると、2016年第1四半期時点で、オフィススペースの56%はグレードCであり、中心商業地区と非中心業業地区の平均はグレードBとCで、前四半期と比べそれぞれ1.3%と2.6%ずつ上昇した。  プノンペンポスト紙によると、CBREカンボジア ... [続きを読む]
    • 経済
        2016年5月15日
      オフィススペース CBRE 不動産業
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