カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

まちづくりひとづくり スペシャル対談(2017/05発刊6号より)
今号の注目パーソン
全日本空輸株式会社プノンペン支店
Hon Ravyk氏

大学卒業後にカンボジア・アンコールエア航空にて国際線フライトアテンダントを3年間務めた後、昨年8月より全日本空輸株式会社へ入社。現在プノンペン支店でマーケティングとセールスを担当。プノンペン出身26歳。

聞き手
ココチカムデザイン CEO
河内 利成氏

専門分野である建築でカンボジアを盛り上げたいと、2013年にカンボジアに進出。コンドミニアムから公共施設まで幅広く手がけ、カンボジアを拠点にラオス、シンガポールなど、ASEANに活躍の場を広げている。大阪府出身の46歳。

 

「社会活動を通して、街や地域、そこに住む人々を元気にする」を、カンボジアに関わりながら実践する人たちをご紹介します。
プノンペン直行便が昨年秋に就航し、カンボジアと日本の関係はより緊密になりつつあります。全日本空輸株式会社プノンペン支店のホーンさんに両国への想いなどを語っていただきました。
旅行が好きで現在の仕事に

河内:昨年秋に成田―プノンペン直行便が就航し、とても便利になりました。

ホーン:弊社は国際的なネットワークを広げるため、昨年9月より成田-プノンペンへの直行便も実施しました。カンボジアの大型連休は、特に搭乗率が良いですね。日本からのお客様はもちろん、日本へ出かけるカンボジアのお客様が増えています。機内の設備にも大変満足していただけています。日本からの物の流れも活発になっています。

河内:ホーンさんはどのようなお仕事をされていますか?

ホーン:私は昨年の8月に入社し、日本やカンボジア、他の国に向けてマーケティングとセールスを行っています。カンボジア国内の旅行代理店とコネクションを持っているので新しいマーケットを開拓するために日々戦略を練っています。

河内: 直行便が就航される直前に入社されましたが、御社で働かれる前はどんな仕事をされていましたか?

ホーン:大学卒業後、3年間カンボジア・アンコールエア航空の国際線でフライトアテンダントをやっていました。私自身、旅行が大好きなので旅行関係の仕事に就きたいとずっと思っていたんです。

河内:旅行がお好きなんですね。

ホーン:はい、大好きです。アジアは韓国やインドネシア、マレーシアなど沢山まわりました。その中でも日本が一番好きです。出張で日本に行くこともあります。

 

旅行で知る異国文化の面白み

河内:僕は仕事でシンガポールや台湾、マレーシアなどにはよく行きます。特に各地の郷土料理は美味しいですね。ホーンさんは日本が一番お好きと仰っていましたが、どんな点がお好きなんですか?

ホーン:環境も良いですし料理もすごく美味しいですよね。日本の文化がとても好きなんです。伝統的な建物や、着物などもすごく魅力的ですよね。直行便が就航する前の昨年8月に視察として東京へ行ったんですが、服やアクセサリー、サプリメントなどを購入しました。渋谷はおしゃれな人も多く、皆さんきれいにメイクアップやドレスアップされていて、びっくりしました。特に、ご高齢の方でもきちんとお化粧やおしゃれをされていて驚きました。カンボジアにいるご高齢の方は、パコダ(お寺)に行く事が多いので。

河内:僕はカンボジアでデザイン会社をはじめて4年になりますが、カンボジアの文化や人の優しさが大好きです。顔見知りのトゥクトゥクのおじさんも多くなってきました。でもカンボジアの主要都市以外を周ることがほとんどないので、他の州にも行ってみたいです。

ホーン:ぜひ訪れてください。私はよく車でコンポンチャムやシェムリアップに行きます。でも実は、昨年日本へ行ったときに道に迷ってしまったんです。横浜へ行くために電車に乗ろうとしたんですが、乗り方が分からなくて。看板の文字は全て日本語だったので全く読めなくてどうしようかと思っていました。近くにいた日本人の方に訪ねたらとても親切な方で、切符売り場から横浜まで案内してくれたんです。日本はとても平和で優しい人ばかりだなと思いました。次は大阪や福岡にも行ってみたいです。仕事でなかなか行けないので、京都の街並みやお寺などいつもグーグルで調べています。

河内:日本はまだ標識や言語など、外国のお客様をお招きする環境が整っていませんからね。東京オリンピックに向けて整備されているような状況です。僕は関西出身なので、次回日本に来られる際には大阪と京都の美味しいお店をご案内しましょう。日本は東京以外にも素敵なところが沢山ありますからね。他には何か日本とカンボジアの違いで驚かれたことありますか?

ホーン:ホテルの部屋や民家は日本の方がかなり小さく、日本のデザインはシンプルだと思いました。私はシンプルなものが好きなので、日本のデザインの方が好きです。多彩な色遣いでも、デザインがシンプルなのでごちゃごちゃとしていないですし。カンボジアとは違う特徴があり素敵だと思います。

 

カンボジアと多国を繋げたい


河内:そうですね。カンボジアは装飾をする文化なので、求められるデザイン性が違います。僕は日本以外でも建築やインテリアのデザインをしていますが、その国のデザインと日本のデザインが上手く合うように心がけています。その国をよく理解しないとできない仕事ですが、やりがいがありますよ。
ホーンさんの今のお仕事のやりがいは何ですか?

ホーン:マーケティングの仕事をしているので、いろいろな方にお会い出来るんです。カンボジア国内に限らず他国の支店の方にもお会いできるので、新しいコネクションを沢山作ることができます。
そしてチャンスが沢山あることです。新しいことをどんどん追及していけますし、旅行好きの私としては打ち合わせで他国に行くことも楽しみの一つなんです。今の仕事は私にとても合っていますし、辛いことはありません。やりがいをすごく感じていますし、何より周りの環境にとても恵まれているんです。これからも旅行関係の仕事を続けて、カンボジアといろいろな国を繋げたいです。

河内:やりがいがあると、頑張れますよね。ところで、御社の機内サービスなど、成田-プノンペン直行便で、何か特別に手掛けられていることはありますか?チケットカウンターでそろってお辞儀をしているのを見たことがあります。

ホーン:日本のお客様のお好みに合うようにサービス面では気を遣っています。例えば、幾つかの食材は日本から調達したものを使っています。

河内:最後に一言お願いします。

ホーン:本日はこのような機会を頂けて本当にありがとうございました。カンボジアと日本の関係は弊社の直行便を通してより緊密になっていくと思います。私自身の話もすることが出来てうれしかったです。今後とも宜しくお願いします。

河内:カンボジアと日本の関係がさらに緊密に、そして居心地が良くなると良いですね。ありがとうございました。


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