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  • 経済
  • 2016年9月19日
  • カンボジアニュース

ドイツ国際協力公社がカンボジアのオーガニック野菜の生産を後押し[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 ドイツ国際協力公社(GIZ)カンボジアが先週木曜日、現地の有機野菜業者クメール・オーガニック・コーポレイティブ(KAC)と、技術協力と農家のオーガニック農産物規格の取得サポートをすることで合意した。

 また、この合意により実習センターとして利用が予定されているオーガニック野菜・果実の公開農場の設立が確認された。また、地域市場間の連携強化や国内オーガニック農産物の供給ネットワークの構築、消費者の意識向上などを目的としている。

 GIZカンボジアとKACにより共同設立したエコアグリセンター(EAC)がプノンペン都内のボンケンコン地区に有機野菜を販売する新たな店舗を3月にオープンさせている。

 専門家らによると、今回の合意はオーガニック農産物の市場にとってプラスだが、一方で有機規格を保障する機関が存在しないため、市場の成長は鈍い。

 同社のプロジェクト責任者は、「カンボジアの有機規格の現状は、信号のない道路のようなもの。市場可能性は非常に大きいため、規格制度があれば農家は農作物に付加価値が付けられる」と語った。

 同社の技術がKACに提供されたのち、KACは国際的な認証検査機関コントロールユニオンからの有機規格を獲得する予定だ。

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