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  • 経済
  • 2016年8月13日
  • カンボジアニュース

カンボジアのデリバティブ市場における規制や安全対策についてフォーラム初開催[経済]

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(c)Phnom Penh Post

 8月10日、カンボジアのデリバティブ市場における規制や安全対策について、初めてのフォーラムが開催された。

 デリバティブ取引規制委員会のメンバーは、「現在の規制は投資家を保護するのに十分である」と述べ、カンボジア証券取引委員会(SECC)委員長は、「SECCが議長を務めるワーキンググループを通じて、経済財務省や内務省がライセンス取得の奨励や無免許企業の懲罰・取引停止を約束した」と話した。

 SECCの証券仲介部門のダイレクターは、「デリバティブはリスクと現金を失うことへの恐怖を伴い、政府によるCSA(相互に担保資産を差し入れる契約)等を含む安全対策の必要性がある」と述べている。

 デリバティブ取引のライセンスを持つ3社のうちの1つ、ゴールデンFXリンク社のダイレクターは、「規制のない市場ではブローカーが高い手数料を取得し、損失を被った場合、お金を持って逃げたりする」と、投資家はデリバティブトレーダーを選ぶ必要があると話した。

 米国に本社を置くリスク管理会社のマネージングダイレクターは、「カンボジアやアジアの成長の可能性は爆発的だが、リスクを明確に理解しないと持続は出来ない」と述べた。

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