カンボジアに進出する日系企業のための
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業界別インタビュー

2014年6月26日

現地に日本人法律家が常駐。新興メコン諸国のスペシャリスト集団[法務・税務・会計]薮本雄登

法務・税務・会計

JBLメコン JBL Mekong
CEO: 薮本 雄登 Yuto Yabumoto
2011年設立、日系法務コンサルティング事務所のJBLメコン。進出から撤退までカンボジアと日本を繋ぐ新興メコン法務のパイオニアとして、常駐日本人弁護士がカンボジア現地弁護士と連携の上、法務サービスを行っている。CEOの薮本雄登氏に、カンボジアの日系企業と法務状況について伺った。(取材日/2014年1月)
新興メコンの若き法律家

中央大学法学部で国際法や東南アジアの法律を研修し、首席卒業しました。卒業後、英国留学を控え東南アジアに周遊、そのままカンボジアで会社を設立しました。現在はラオスでも会社設立申請中です。
弊社では、日本人弁護士やカンボジア弁護士が常勤し、カンボジアでの法人登記、契約書作成、リサーチなどを通して法律的な観点から日系企業のカンボジア進出をサポートしています。

日系企業が海外進出するにあたって、一番の不安は言語の問題でないでしょうか。弊社では現地日本人専門家や現地スタッフが日本語で対応しています。
適正価格とクオリティを保つために、カンボジア人弁護士と弊社スタッフで共同で対応しています。たとえば弁論行為など、カンボジア人弁護士でしか対応できない場合もあり、また、政治力やスピードが必要な時は、ネットワークのあるカンボジア人弁護士に対応してもらいます。
適材適所で複数のカンボジア人弁護士を使い分けるリーガルファシリテーターとして活動しています。

カンボジアの日系企業と法務状況

カンボジア等の新興メコン諸国では、法律と運用の間に必ず乖離があります。こうした国での事業進出、展開を成功させるためには、現地に根付いた日本人法律家の知識や経験と、現地法律家の強固なネットワークを土台としたリーガルサービスの活用が必要不可欠だと思います。

カンボジアに進出する企業は、海外ネットワークを持って日本で波及効果をもたらしたい、もしくは、カンボジアというマーケットが面白くて勝負をしたいという思いを持っている方が多いのが実情です。弊社にいらっしゃるお客様は、進出や設立、法務のFS(事業可能性の検証)の相談から、労務関係の相談、商標登録等の知的財産権関連業務、労務仲裁の対応、組織再編、撤退、事業売却、債権回収などまで、様々です。

カンボジアの汚職防止法について、現在、個人的に研究しています。是正、社会構造を変えるのは政府の役目ですが、それを担っているのが、アンチコラプション(汚職防止)ユニットです。
2013年の重要事例としては、コカコーラ社がカンボジア国内における賄賂支払い等を行わないことを約束する合意書を汚職防止ユニットとの間で締結しました。注目すべき点として、政府担当者のみならず、物品およびサービスのサプライヤー、顧客、その他いかなる機関を通ずる不適切な支払いを行わないことにも言及しています。
今後、コカコーラ社のような動きが日系企業でも増えることを期待しています。
(取材日/2014年1月)


JBLメコン JBL Mekong
事業内容:各種申請業務代行、契約書関連業務、法律顧問およびコーディネーション業務
URL: http://www.jblcambodia.com/

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