カンボジアに進出する日系企業のための
B2Bガイドブック WEB版

業界別インタビュー

日本で20年の信頼と実績をカンボジアの不動産業界に活かす

不動産

エスパシオカンボジア ESPACIO Cambodia
General Manager: 長谷川 裕晃 Hiroaki Hasegawa
日本で20年の信頼と実績を持つエスパシオグループ。現地不動産協会役員に就任し、現地正規ライセンスを保有している。また、現地コンドミニアムの取扱い正規代理店として日系第1号のエスパシオ・カンボジアのゼネラル・マネージャーの長谷川裕晃氏にカンボジアの不動産事情について伺った。
カンボジアの不動産事情について

カンボジアの代表的なオフィスビルは、2009年竣工のカナディアタワーや2011年竣工のプノンペンタワーなど、5件ほどに集約できます。オフィスを借りる際の注意点としては、駐車場のないビルもあるので、近所の駐車場代がかかってしまったり、来社されるお客様に不便をかけてしまうこと、そして雨季には浸水するエリアもあるので、あらかじめ確認しておくことが必要です。

オフィスビル以外では、ベンチャー企業などはフラットと呼ばれる集合住宅の一室を借りたり、一軒家を借りてオフィスにしている大手企業もあります。
弊社の場合は、オフィスだけでなく、飲食店、小売業の方も多くご案内しているのですが、立地や環境を考慮して、最適な物件をご提案させていただいています。

また、カンボジアの住居形態は、サービスアパートメント、コンドミニアム、一軒家、プテアロベーン(フラット)などがあります。
人気のあるエリアは、やはりボンケンコン1ですね。プノンペンの富裕層エリアといわれており、カフェやスパなどおしゃれなお店も多いです。次いで人気なのが、その周辺のボントラバイ、トゥールトンポン、ボンケンコン2、3、トンレバサック、プノンペンタワー裏でしょうか。ボントラバイ、トンレバサック南側は新興住宅地で比較的新しい建物が多く、日本人が増えています。日本食屋など日本のお店が並ぶ「絆ストリート」もこのエリアです。市内北西部のトゥールコークも高級住宅街です。設備の割に、価格が抑えられた物件が多く、PPSEZに勤務されている方には立地的にも人気です。

住居を決めるポイントとして、1.安全性、2.機能性、3.施設の充実度があり、それらをすべて兼ね備えているのがボンケンコン1ということになります。
日本人の多くが1,000ドル前後(800ドル~1,500ドルがボリュームゾーン)の価格帯に住んでいます。

不動産購入について

カンボジアでは、外国籍者が土地を所有することは法的に禁止されていますが、一定の要件を満たすコンドミニアムの購入に限っては許可されています。カンボジア投資の足がかりとして、コンドミニアムを購入される方が多いですね。弊社のお客様の2/3が投資目的、1/3が居住目的でコンドミニアムを購入されています。

現在購入できるコンドミニアムは、カンボジアのへそであるセントラルマーケットを中心に、半径10km圏内におよそ20か所あります。価格帯は800〜2,000ドル/㎡ですね。カンボジアでは、竣工前に購入する「プレビルド」での契約が一般的です。最大のリスクとして、実際に完成しないことがあります。リスクヘッジとして、的確な情報提供が行える、信頼できる仲介業者に相談することをお勧めします。ライセンスを持たない、つまり違法の日本人経営の仲介会社も出てきており、注意が必要です。

弊社に関して申しますと、日本での20年の信頼と実績がありますし、ベトナムでも実績を重ねてきましたので、カンボジアでもそのブランドを傷つけないように、最大限コンプライアンスを遵守しています。
事前調査を踏んだ上で、2012年初頭にカンボジア法人を設立して以来、店舗、オフィス、住宅、コンドミニアムと幅広く仲介させていただいております。実は、コンドミニアムの仲介をカンボジアで最初にはじめたのは、弊社なんです。デベロッパー各社との信頼関係は非常に強いと思います。

日系では弊社だけが現地不動産協会(CVEA)の役員を務めており、業者間の情報ネットワークを有していますし、開発予定のプロジェクトから市況、悪しき事例まで常に最新の業界動向に触れることで、自社は元よりお客様へ与えるリスクを最小限に抑えることができます。そういった理由から、弊社は、お客様の満足を最大に満たすことができる会社であると自負しています。

カンボジアとの出会いと、今後の展望

私は以前勤めていた商社で、ベトナムとカンボジアを担当しており、出張ベースで頻繁に両国を訪れていました。こういった成長を感じられる環境やビジネスチャンスに溢れている国で、いつかしっかりと腰を据えて働いてみたいと思っていました。特にカンボジアは人がいいと感じました。すごく正直な国民性だと感じたんです。遅れることはあっても、支払いはしてくれますしね(笑)。そして、縁あって転職をし、エスパシオの現地法人の立ち上げでカンボジアに来ました。

商社に勤める前は、アメリカ系のベンチャーの立ち上げに2年ほど関わっていた時期もあり、これまで日本で鍛えた経験を少なからず活かせていると思っています。 今後、エスパシオカンボジアとしては開発にも力を入れていきたいと考えています。 そのためには、カンボジア人スタッフをしっかりと育てて、日本人のお客様にご満足いただき、かつ、しっかりと会社が回っていく、そんな環境を作っていきたいです。 雇用、教育、そして納税でカンボジアの発展にもっともっと貢献していきたいですね。


エスパシオカンボジア ESPACIO Cambodia
事業内容:不動産仲介
URL: http://kh.espaasean.com/

その他の「不動産」の業界インタビュー

人気記事ランキング